開館準備(旧佐藤医院のこれから)

あんなにあった雪も見事に融けて、今年も春がめぐってきました。



昨年の春からこの一年、息を潜めて世界の成り行きを見つめていましたが

正直、事態はいっこうに好転の兆しを見せず、感染拡大防止のための接触制限や行動自粛が日常化した日々が続いています。


もともと人の流れのほとんどない、小さな小さな田舎の朝日町です。

それでも、積極的に人を招いたり、集めたり、たくさんの人に来て欲しい、と呼びかけたりすることが憚られるこのご時世に、果たして私たちは、今後この建物をどう位置づけていけば良いのだろうと、思い悩む日々でもありました。

13年前(2008年)お掃除を始めたのは、この建物を、このまま朽ち果てるままに放置しておくのは、あまりにも勿体ない。もったいない」ただそれだけが、動機の全てでした。


「もったいないから残したい」~そのために、多くの人々の賛同を集めて維持管理していく…という手法の難しさと共に、そのベクトル自体が今は許されない状況にあります。



ならば逆に、「密」を避けたプライベートな空間を欲する人向けの建物として、この建物は存在していこうと思っています。

難しい言い方をしてしまいますが、つまりは、この建物を気に入っていて、この建物でひとり若しくは少人数で過ごすことに、寂しさや怖さよりも、悦びや贅沢を感じる人を探して、助力や支援をお願いしていきます。

果てしなく細々とした活動になっていきますが、その方が、この建物にとってはふさわしい形なのかもしれないと今は思っています。


なので、今年からは賛助会員制度を廃止し、もっぱら寄付金とクラウドファンド(未定ですが)に頼った財源確保に切り替えていく予定です。

もともと、この建物の維持管理を自分事として捉えて欲しくて会員制度を設けましたが、実際には活動に対する寄付行為として賛助会員を申し出て下さった方がほとんどでした。それ自体は心からありがたく、今後もそのような支援なくしては私たちの活動は成り立たないと痛感していますので、今後はそのような支援ははっきりと「寄付金」という認識で受け取らせていただこうと思います。


ーこれまで賛助会員として登録を申し出て下さった方々には、改めて個別に経緯と方針をご説明させていただきます。発信が前後してしまって申し訳ありませんー


もったいない~から始まって、この建物の維持管理を続けていく動機は何か~その答えはまだ明確ではありません。

ただ、少なくともここが自分にとっての「サードプレイス(第三の居場所)」~自宅でも職場でもない、心地良い居場所~であることは間違いなく、そう思ってくれる仲間が、自分以外にももう少し居てくれたら嬉しいな、という本音と共に、自分が居なくなったあと誰かが引き継いでくれる(かもしれない)時まで(少なくともキリ良く築100年[2030年]記念祭り~その頃にはコロナも完全に収束し、大々的なイベントもオールオッケーな世の中になっていますように、との期待を込めて~はやってみたい♡)細々ながら、息ながぁ~く、維持管理していく所存です。


そういうわけで、今年も例年通りゴールデンウィーク明けの土曜日(明日だ!!)

5月7日(土)より通常開館を予定しています。

当面は、開館時間を10時から14時までと短縮して開館いたします。

通常開館時は自由に見学等にご来館いただけますが、予告なく休みの場合もありますので確実に見学や利用を希望される方は、電話やメールでのご予約をお勧めいたします。


ようやくまちのあちこちでも、桜やこぶしの芽吹きを目にすることが出来るようになってきました。


人間の営みには我関せず、とばかりに、季節は確実に巡ってきてくれます。


その確かさが、心強い、希望だと 感じます。

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